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zoom RSS 毎日Hentai新聞 記事2つ オリンピック&サリドマイド

<<   作成日時 : 2008/10/03 12:12   >>

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 毎日Hentai新聞は変わらないね。何の問題もない発言を問題化しようとしても仕方ないんじゃないの?

毎日:石原都知事:五輪招致を「戦争」に例えて発言

2016年夏季五輪招致の支持を呼びかける東京都の石原慎太郎知事=東京都港区で 2016年夏季五輪招致を目指す東京都の石原慎太郎知事は2日、招致への支持率が低いことについて「戦争の時に横を向いている人が多かったら、その国は負けちゃいますよ。みんながその気になってくれないと」と発言した。平和の祭典である五輪の招致を「戦争」に例えるのは不適切との声も上がっている。

 都内で行われた招致関連イベントで石原知事は「(招致に)反対する人がいる。『そんなことやるなら福祉やれ』とか。言いたくないんだけど、オリンピックってもうかるんです。3兆円もうかる。経済効果で」と発言。終了後も報道陣に「例えは良くないかもしれないけどね、戦争の時に横を向いている人が多かったら、その国は負けちゃいますよ。これはね、ある意味でもっと激しい戦い」などと話した。

 この発言に対し、招致に反対する共産党都議団の吉田信夫幹事長は「招致に賛成しない者は非国民であるかのような発言は、五輪の趣旨に反する。経済効果といってもインフラ整備などで一部の企業の利益が上がるだけでは」と反発。一方、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長は「『戦争』とはフィジカルな戦争を意味しているわけではないと思う。国単位で何かしなければいけない時、何らかのパッション(情熱)を持たないと争いに勝てないことがあるが、そういう意味ではないか」と理解を示した。

 6月に国際オリンピック委員会(IOC)が行った1次選考で、東京は総合評価でトップだったが、都及び近郊市民の支持率は59%と立候補4都市の中で最低だった。



 さて、この発言の何処が問題なのだろう?私にはわからん。オリンピックは戦いであることは間違いない。砲丸や槍・ハンマーが飛び交っている。武術なども含まれる以上、戦いでないというのには無理がある。で、その招致を行うことを「戦争」になぞらえて何が悪い。
 これが気に入らないなら、マスコミ用語の中から「戦争用語」を禁止すればよい。「巨人軍」「受験戦争」「前哨戦」「火蓋を切る」「つばぜり合い」「戦術」「戦略」・・・・・まだまだあるぞ。こういう言葉を排除すれば、ちっとは言ってることの正当性も出るんだけどね。自分が使うのはOKだけど、他の人はダメってどういう事だ?
 調べていておもしろかったのが「夜討ち朝駆け」のこと。「夜討ち」も「朝駆け」も戦争用語だが、「夜討ち朝駆け」となるとマスコミ用語になってる。まさに戦争のまっただ中にいる(つもり)の毎日Hentai新聞が戦争用語をやめられるかな?

 こういうつまんない言葉狩りはもうやめよう。


 も一つ、毎日。サリドマイドの件です。

サリドマイド:3日にも再承認 薬害被害者、苦渋の協力

厚生労働省薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会を傍聴する増山ゆかりさん=同省で2008年9月30日、石井諭撮影 半世紀前に世界的な薬害禍を起こしながら、血液のがんの治療薬として3日にも承認が決まる見通しのサリドマイド。製薬会社が制作した新たな患者用の教育ビデオに、サリドマイド被害者が出演している。薬の副作用で生まれながらに両手が短い増山ゆかりさん(45)=千葉県柏市=で、承認を切望する患者のために協力を決意した。ビデオでは「悲劇を二度と繰り返さないで」と訴えている。

 かつて「悪魔の薬」とまで言われたサリドマイドが、多発性骨髄腫の治療薬として脚光を浴び始めたのは00年ごろ。「あの薬が人を救うなんて信じられなかった」と増山さんは言う。

 日本では、販売目的でなければ未承認薬の個人輸入や医師の処方が可能で、サリドマイドについては、既に患者団体が窓口となり輸入を始めていた。ずさんな管理や転売のうわさも耳に入ったが、国は使用実態すら調べていなかった。「放置していいのか」と強い疑念がわいた。

 被害者らでつくる財団法人「いしずえ」が02年、被害者に調査したところ、使用を認めて厳しいルール作りを求める意見が58%、全面禁止を訴える声が34%と割れた。「私たちは命や健康の尊さを身をもって知っている。サリドマイドが本当に人を救うなら、役に立ってほしい」。増山さんは前者を選び、患者団体と連絡を取り合って情報収集を進めた。

 06年、藤本製薬(大阪府松原市)がサリドマイドの製造承認を申請すると、「いしずえ」は米国に倣った厳格な安全管理基準を策定するよう求めた。厚生労働省は基準が適正かどうかを議論する異例の検討会を設け、増山さんも委員として参加。藤本製薬から来ていたビデオ制作への協力にもOKした。

 薬害被害者の自分がサリドマイドの復活に手を貸すのは「理不尽」とも感じるが、これが薬の管理の大切さを見直す転機になればいいと思う。ビデオの中の増山さんは「苦しむのは私たちで終わらせたい。患者さんや家族の方々、治療にかかわるすべての医療者に、悲劇を繰り返さないため最善を尽くしてほしい」と語り掛けている。

 藤本製薬は「サリドマイド被害者の方の協力には感謝している。今後、管理手順をチェックする第三者評価機関にも加わってもらいたい」と話している。【清水健二】

 【ことば】サリドマイド

 鎮静・催眠剤として57年から世界約50カ国で販売された。61年に、服用した女性から手足の短い子が生まれることが判明。各国が販売を中止する中、日本では62年9月まで回収されず、認定患者は309人に上った。妊娠初期の女性が1錠でも飲むと胎児に危険があるため、多発性骨髄腫の治療に当たっては、患者や医師、薬剤師を登録制にし、患者に診察のたび妊娠検査結果などの報告を求めることにしている。

毎日新聞 2008年10月2日 22時23分(最終更新 10月2日 23時34分)



 まず、サリドマイド患者の方はお気の毒でした。当時、不明だった作用とはいえ、その苦痛は筆舌に尽くしがたいものがあったと思います。そのことは重々承知しております。その上で、いろいろ考えてみたい。

 このサリドマイドという薬は、こんなの。(Wiki)

もともとはてんかん患者の抗てんかん薬として開発されたが、効果は認められなかった。その代わりに催眠性が認められたため、睡眠薬として発売された。当初、副作用も少なく安全な薬と宣伝されたことから妊婦のつわりや不眠症の改善のために多用されたことが後の被害者増加につながった。

 なるほど。何で妊婦に投与されたのだろう。催眠薬だろ?これを説明するのが以下にある。

西ドイツ - 被害者3,049人
1957年
10月1日 グリュネンタール社が「コンテルガン」の商品名で発売。

1961年
11月18日 W・レンツ博士が催奇性を学会で報告。
11月26日 グリュネンタール社が製品の回収を開始。


 サリドマイド本家本元の西ドイツではこういう経緯。何で妊婦が飲む必要があったのか、まだわからない。ここで大事なのは催奇形性が報告されたのは1961年11月だな。
 では日本ではどのような経緯だったのだろうか?

日本 - 被害者309人
1958年
1月20日 大日本製薬(現在の大日本住友製薬)が独自の製法を開発し「イソミン」の商品名で販売を開始。

1959年
8月22日 大日本製薬が胃腸薬「プロバンM」にサリドマイドを配合し販売。これは妊婦のつわり防止に使用された。
このころから奇形児の発生が報告されるようになり、製薬会社は西ドイツに研究員を派遣するなどして情報収集を始めたにもかかわらず製造を続ける。

1962年
5月17日 大日本製薬が製品の出荷停止。
9月18日 販売停止と製品の回収を開始(ドイツでの回収開始から294日後)。一部の製剤はその後も市中で出回る。
同年末までに被害者がイソミンとプロバンMの製造許可に対し法務局に人権侵害を訴えるが、法務省人権擁護局は「侵害の事実なし」と結論。

1963年
6月28日 大日本製薬を被告として最初の損害賠償請求が提訴される。

1974年
10月26日 東京地裁で製薬会社および国との和解が成立。11月12日までに全国8地裁で順次和解が成立。



 まあ、未知の副作用でもあるし、仕方がないか。この事件以降、新薬申請時に催奇形性がチェックされるようになったと聞いている。それにしても、ずいぶん早い対応だな。薬害エイズと比べれば、雲泥の差だ。被害拡大の最大の理由は

大日本製薬が胃腸薬「プロバンM」にサリドマイドを配合し販売

ということだろう。もちろん、これが行われたのは1959年であり、ドイツにおいても催奇形性の報告はなされてない。ただ、奇形児の発生があり、その調査はしていたようだ。発売を中止するほどの確たる証拠はなかなか得られなかったようだが。
 で、最後に裁判で引き合いに出されていたと思われるアメリカはというと


アメリカ
アメリカでは1960年9月に販売許可の申請があったがFDA(食品医薬品局)の審査官フランシス・ケルシーがその安全性に疑問を抱き審査継続を行ったため、治験段階で数名の被害者を出しただけだった。1962年にケルシーはケネディ大統領から表彰されている。


 これは確かにすばらしい。審査継続を行ったことにより、被害の拡大を防いだというわけだ。もっとも、発売を認めないとまでは言っていないというのが現実だと思うが(アメリカが危険性を言いだす前に回収が始まったのだろう)。


その他の国
イギリス - 被害者201人
カナダ - 被害者115人
スウェーデン - 被害者107人
台湾 - 被害者38人
台湾の被害者は、すべて大日本製薬のイソミンとプロバンMによる。大日本製薬が1億8350万円の損害賠償金を支払うことで、和解が成立した。
全世界での被害者は約3,900人、30%が死産だとされているので総数はおよそ5,800人とされている。

 
 現在認定されている被害者数が3900人、多く見積もっても5800人とのことだが、全世界でどのくらいの人がこれを服用したのだろう。この被害者といわれる人以外には、いい薬だったということではないのかな?でなければ、ここまで拡大するはずもあるまい。以上のことをふまえて、記事に戻る。

>「あの薬が人を救うなんて信じられなかった」と増山さんは言う。

 当時もこの薬に救われた人はいるはずです。でなければ、被害の拡大などあるはずがない。多くの人にとって有効だったからこそ多用され、それ故被害者が出たのです。発売当時、催奇形性はチェック対象になっていなかったこともあり、被害の拡大を招いたのですが、未知の危険性に関してまで製薬会社および国が悪いわけでもあるまい。


>ずさんな管理や転売のうわさも耳に入ったが、国は使用実態すら調べていなかった。「放置していいのか」と強い疑念がわいた。

 これはその通りなんだけど、これが未承認薬の定めでしょう。諸外国で実際に使われ、効果も期待できる。それがわかっていながら、導入できない国。そもそも、こういう使用法を開発することすら今の日本ではできまいよ。薬の承認、ひいては医学の進歩を妨げているのは誰なんだ?


>被害者らでつくる財団法人「いしずえ」が02年、被害者に調査したところ、使用を認めて厳しいルール作りを求める意見が58%、全面禁止を訴える声が34%と割れた。

 このアンケートの内の全面禁止という人の考え方が理解できない。明らかになった危険性なら、その危険を避ければよい。そのための方策を考えるのが人間というものだろう。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」では、進歩はないと思うぞ。
 たとえば、「ペニシリン」。これは研究者(フレミング)が偶然の産物として見つけたものだ。青カビなんぞどんな研究機関でも忌避するものであるが(カビの研究者以外)、その青カビ発生がペニシリン発見につながったというのが興味深い。
 サリドマイドもその危険性が明らかになったのなら、その危険性故使えることもあると思う。薬ってのはそういうものだろう。危険性がわかったならその利用方法もわかるという薬としては「ジギタリス」。原材料は有害植物として知られる「キツネノテブクロ」です。この草を食べると、胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することもある。それ故、食べてはいけないものの一つだが、その毒性を逆手に取った製剤「ジギタリス」は、鬱血性心不全の治療薬として確固たる地位を築いている。これが人間の知恵というものだろう。

>薬害被害者の自分がサリドマイドの復活に手を貸すのは「理不尽」とも感じるが、これが薬の管理の大切さを見直す転機になればいいと思う。ビデオの中の増山さんは「苦しむのは私たちで終わらせたい。患者さんや家族の方々、治療にかかわるすべての医療者に、悲劇を繰り返さないため最善を尽くしてほしい」と語り掛けている。

 これ、ちょっとひっかかるな。理不尽と感じる理由がわからない。今現在、多発性骨髄腫など癌に苦しむ人は多い。そういう人にとって、有効な手だてになるかもしれない薬が出ることは喜びこそしても、非難するようなことではあるまい。また、「苦しむのは私たちで終わらせたい」とのことだが、あの騒動以降、サリドマイドによるアザラシ肢症の患者が出てるのか?出てはいないだろう。医療者は馬鹿じゃないよ。今現在、多発性骨髄腫で苦しんでいる人もいるのだ。そういう人にとって福音になるかもしれない薬に対して、どうしてこういうことを言うのかな?
 今のところ、このサリドマイドの有効性が言われているのは「多発性骨髄腫」のようだ。この病気は主に60歳以上で発生するらしいので、妊婦もしくは妊娠が疑われることはまず無いと言っていいだろう。そういう人に投与することの何処に問題があるのか(もちろん、チェックは大事だけどね)。

 今後、このサリドマイドで問題が出るとすれば、医療者ではなく患者サイドの問題から出るだろう。医療者は当然患者に対して投薬を行うわけで、違う人が飲むことを想定しているわけではない。患者の悪意(そういって悪ければ無知)が原因で起こることはまず確実。それを押さえるための手段が求められるでしょうな。医療者はそこまで面倒見切れないだろう。こういう人たち(被害者)の仕事は医療機関に対するものではなく、患者(あるいは国民)に向けたものであるべきだ。

なんでもかんでも「医者が悪い。国が悪い。薬が悪い」では、患者は救えないよ。

毎日Hentai新聞では、こういう記事になるのも仕方ないけど。

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