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zoom RSS 前回のG7で隠されている日本の功績

<<   作成日時 : 2009/03/10 10:39   >>

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 さて、以前のエントリーで書いたIMF幹部の発言です。この人はストロスカーン専務理事で、2月14日の中川財務相との会談の後、このような発言をしました。


「今回のサミットの最大の具体的成果は日本による融資の実現だ…日本の積極的な行動に感謝する…今後も(IMF の)財源の倍増という目標達成に向け尽力したい」
「この度の融資は人類の歴史上最大のものだ。」



 この言葉を説明する上で、押さえておきたい事実がある。昨年10月頃に麻生総理が提言したIMF支援だ。私も「日本政府もなかなかやりますな」で書いた。その時期のIMFの広報がこれだ。


プレス・リリースNo. 08/284
即時解禁
2008年11月14日

日本に関するドミニク・ストロスカーンIMF専務理事の声明

ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事は、本日、以下の声明を発表した。

 「IMFに対して最大1,000億ドルの資金提供を実施する用意があるとした、日本の麻生首相の発表を歓迎する。これは、金融・資本市場の安定維持に大きく貢献するものであり、また日本のリーダーシップと多国間協調主義への強いコミットメントを明確に示すものである。

 「世界金融システムがかつてないストレスを受けている現下において、この度の日本の行動は、IMF加盟国185カ国、とりわけ新興市場諸国で金融支援が必要になった場合、IMFにそのニーズに応える十分な財源があるという信頼感を高めることにつながるだろう。これは国際社会が新興市場諸国に対し強力な支援を実施する用意があるというシグナルであり、こうした諸国の金融市場の混乱に対する抵抗力を強めるものとなろう。

 「日本には、他の国々を支援し、かつ国際金融の安定を促すというIMFの中核的な使命を後押ししてきたという誇るべき実績がある。日本はこれまでも資金支援として、危機に見舞われた中所得国に対するIMF支援プログラムに協調融資したり、低所得国に対するIMFの譲許的融資制度や技術支援のために無償資金協力を実施するなどしてきた。他の国々に対しても、世界経済の安定回復にむけた我々の努力に対する支援を期待したい」



 これを実際に行ったのが、2月の会議な訳だ。不思議な物で、あの会議の後、中川氏の朦朧会見ばかりが表に出て、肝心要の会議で何が行われたのかさっぱり解らなかった。あたかも、中川氏がローマまで酒を飲みに行ったと言わんばかりの報道だったな。
 しかし、見る人は見てる。

>IMFに対して最大1,000億ドルの資金提供を実施する用意があるとした、日本の麻生首相の発表を歓迎する。

 こういう事をちゃんと伝えろよな。マスゴミといわれる方々。日本の金はこういう使われ方をして生きていることを国民に知らせるべきだ。最も、ここでは発表だけだから、実際に支援するかどうかは不明という見方もできよう。実際、インドネシアの津波の際、盛大に支援を申し出て、最終的に支払われなかった物もあるようだ。日本は全額支払ったがね。何処が値切ったかは内緒。


>日本には、他の国々を支援し、かつ国際金融の安定を促すというIMFの中核的な使命を後押ししてきたという誇るべき実績がある。日本はこれまでも資金支援として、危機に見舞われた中所得国に対するIMF支援プログラムに協調融資したり、低所得国に対するIMFの譲許的融資制度や技術支援のために無償資金協力を実施するなどしてきた。

 べた褒めで気持ち悪い。まあ、事実なんだろうけど。


>他の国々に対しても、世界経済の安定回復にむけた我々の努力に対する支援を期待したい

 あっはっは。これはかの国に対する痛烈な皮肉でしょう。たぶん支那だろう


 この時の提言を具体化したのが今回のG7。その会議を受けてのIMFの公式発表がこれ(IMFによる報道資料)。

G-7 会議
IMF 新たな財源を確保、銀行の問題
解決が今後の最重点課題
IMF サーベイ・オンライン
2009 年2 月14 日

• IMF 日本の融資を歓迎、引き続きIMF 財源の倍増を目指す
• 新興市場国、2009 年は融資面で大きな問題に直面
• 経済回復には、銀行の問題の解決が大前提


 IMF のドミニク・ストロスカーン専務理事は、今年世界経済危機は新興市場及び低所得国にますます深刻な影響を与えるだろうと警告した。また、同専務理事はIMF の融資財源を倍増し5,000 億ドルを目指すという意向を明らかにすると同時に、他の国に先駆け1,000 億ドルを提供した日本に対し謝意を表した。

 2 月13 日から14 日に渡りローマで開催された先進7ヵ国(G-7)会議の後、報道陣に対しストロスカーン氏は、先進国は深刻な景気後退局面にありその他の国もそれに近い状況にある、と述べた。

 同氏は、各国が打ち出した景気刺激策の実施と平行し、銀行の再建と金融部門の問題解決が世界金融危機対策の次なる重要なステップだとした。

 G-7 の財務大臣らは、その公式声明の中で、保護主義を回避しつつ、世界経済成長と雇用を支え、金融部門の強化に向かって協働すると述べた。G-7 各国大臣が出席した同会議は、米議会上院が7,870 億ドルの景気刺激法案に賛成票を投じ、同法案へのバラク・オバマ大統領による署名・同法成立への道がひらかれた時と同じくして開催された。

IMF 財源の拡大
 各国財務大臣は、危機の影響下にある国の支援にむけたIMF 財源の拡大案に対し支持を表明、公式声明の中で「我々は、現下の危機に効果的かつ柔軟に対応するためには、改革を経て追加財源を得たIMF が不可欠であるという点で合意した」と述べた。

日本はローマで、IMF に対する1,000 億ドルの追加融資取極に署名したが、ストロスカーン氏は、IMF の総融資財源を5,000 億ドルへと倍増したいとする意向を表明した。(参照:日本の融資関連記事)

 「今回のサミットの最大の具体的成果は日本による融資の実現だ…日本の積極的な行動に感謝する…今後も(IMF の)財源の倍増という目標達成に向け尽力したい」とストロスカーン氏は報道陣に語った。「この度の融資は人類の歴史上最大のものだ。」

IMF 融資財源拡大が求められる背景
 これまでIMF は危機で打撃を受けた、ベラルーシ、ハンガリー、アイスランド、ラトビア、パキスタン、セルビア、そしてウクライナといった多くの加盟国に対し約500 億ドルの融資を提供するとしている。また先月にはエルサルバドルとの予防的取極を発表、現在トルコとも交渉を行っている。

 しかし今年、世界の経済活動は実質的にほぼ停止状態となり、さらに貿易と資本の流れが急激な減少を見せていることを受け、ストロスカーン氏は途上国は今年山積する難題に直面するだろうと予測、「2009 年は途上国にとって、本当の意味での大きな融資問題に立ち向かわねばならない年となるだろう」と同氏は述べた。

 さらにストロスカーン専務理事は、IMF は民間資本の流入減少の対策に備え準備する必要があると述べた。「2008 年にはまだ存在していた新興市場国の国際収支の黒字は、瞬く間に消え去ってしまうだろう」と同専務理事は警告した。

譲許的融資
IMF 専務理事は、世界危機の影響を受け低所得国は困難に直面するだろうと述べた。

 「私は最貧国のことを忘れて融資のことを話すつもりは無い」と同専務理事は語った。「譲許的融資の倍増も考えている。」

 IMF と世界銀行は、低所得国に譲許的金利で融資を提供し各国の開発を支援している。

銀行の問題の解決
 G-7 会議に先立ち、ストロスカーン専務理事は、一部の先進及び新興市場国が発表した景気刺激策を歓迎するとともに、その早急な実施を要請した。

 ストロスカーン氏はローマで報道陣に対し、次なる重要なステップは銀行部門の問題解決に着手することだと述べた。「現在の問題はもはや刺激策ではない。真の問題は銀行部門であり銀行部門の再建なのだ。」

更にストロスカーン氏は、クレジット市場は未だ十分に機能していないと指摘し、「…それゆえに金融部門の再建は不可欠だ」と語った。

 「我々が取り掛かるべきことは、個々の銀行の生存可能性のチェックである。生存可能だと判断された銀行は公的資金で支援するべきだ。生存不可能と判断された銀行に関しては、他の機関による買収の実現に向け支援していくべきだ。」

政治的難題
 ストロスカーン専務理事は、現下の危機の原因は銀行部門にあるとする国民感情をふまえると、公的資金の追加注入実現は政治的に困難だとする認識を示した。しかしながら公的資金の追加注入の実現は重要であり、実現しなかった場合、経済の回復は見込めない。IMF がこれまで行った世界の122 回に及ぶ銀行危機の研究から得た教訓は、銀行のバランスシート上の問題の解決が真の回復の大前提だということだ。

「銀行部門は、縮小され同部門が抱える全ての問題が解決され初めて、与信活動を再開することができるのだ」とストロスカーン専務理事は述べた。

本稿へのご意見は、 imfsurvey@imf.org まで。
本稿は、IMF Survey magazine: www.imf.org/imfsurvey の記事を翻訳したものである。



 気持ち悪いくらいの持ち上げ方。あそこに対する皮肉も含んでるんだろう。ま、それはそれで良し。
 しかしながら、日本の新聞社のソースで、この言葉(歴史上最大云々)がそのまま載っている物は無し(見つけられなかった)。日経BPにその痕跡も見えるが、元記事がロイターだしな。その表現も「日本の支援はIMF加盟国1カ国による追加的支援としてはこれまでで最大規模」という書き方にとどまっている。
 もっとひどいのが時事通信。当初の記事では


IMF拠出で署名=過去最大の1000億ドル−中川財務相(キャッシュがリンク切れ)

 【ローマ13日時事】中川昭一財務・金融相と国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は13日、日本政府がIMFに最大1000億ドル(約9兆円)を拠出する取り決めに正式に署名した。IMFの資金基盤を強化し、金融危機を受けた加盟国への資金提供などを後押しする。
 日本政府は昨年11月の主要20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)で、麻生太郎首相が提案の目玉として表明していた。 
 加盟国支援が必要になった場合、要請を受けた日本が約100兆円の外貨準備からIMFに貸し付ける形で拠出する。加盟国による資金提供としては過去最大で、ストロスカーン専務理事は「人類の歴史上、最大の貢献だ」と謝意を表明。財務相は「有効活用を期待したい」と述べた。


という物だったのが、今はというと、

IMF拠出で署名=過去最大の1000億ドル−中川財務相

 【ローマ13日時事】中川昭一財務・金融相と国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は13日、日本政府がIMFに最大1000億ドル(約9兆円)を拠出する取り決めに正式に署名した。IMFの資金基盤を強化し、金融危機を受けた加盟国への資金提供などを後押しする。
 日本政府は昨年11月の主要20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)で、麻生太郎首相が提案の目玉として表明していた。



 元記事にあった太字の部分がきれいに抜け落ちてる。どうしても、日本の功績は避けて通らないといけないことのようだ。

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