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zoom RSS NHKスペシャルの偏向 そして 開き直り

<<   作成日時 : 2009/06/19 09:54   >>

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 まず最初に、今日は長いです。

 NHKのドキュメンタリーがずいぶん問題となっているようだ。私はNHKなんぞ何時の頃からかあまり信用しなくなってるので、この手のドキュメントはあまり見ない。もちろん、この番組自体は見たことがない。

どうせ、うまい具合に嘘を混ぜてんだろ

と思っていたからだ。案の定、問題が出てきている。対応がHentaiと同じときたから、おもしろい。こういう報道をする人ってのは思考回路が似てるんだろうな。

産経:NHKスペシャル偏向批判でネットに説明文
2009.6.17 20:09
 NHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』」(4月5日放送)の内容が偏向していたとの批判が高まっている問題で、NHKは17日、同番組のホームページに「一次史料や研究者への取材に基づいて制作した。特定のイデオロギーや歴史観に基づくものではない」とする説明文を掲載した。

 説明文は「台湾が親日的であることは番組でも伝えている」とした上で、番組が使用した「人間動物園」「日台戦争」などの用語の根拠を挙げたほか、台湾人へのインタビューも「不適切な編集はない」と述べている。

 同日の会見で日向英実放送総局長は「一般の視聴者にも、きちんと説明した方がよいと考えた。見解はこれまでと変わらない」とした。



 さて、この報道を見て、さもありなん、と思った人も多いだろう。で、この説明文が何処にあるのか、探した探した。
 説明文は「プロジェクトJAPAN」というページの右上の「アジアの“一等国”」の説明というところにある。以下がその文書。

平成21年6月17日
シリーズ・JAPANデビュー 第1回「アジアの“一等国”」に関しての説明

 4月5日(日)夜9時から放送したNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー第1回 アジアの“一等国”」について、放送後、視聴者の皆様から多数のご意見、ご要望を頂戴しました。「ずしりとした内容で、よくこれだけの取材ができたものだと深く感動した」、「私は台湾の歴史を勉強したが、優れた作品だった」など高い評価をいただきました。その一方で、「内容が偏っている」、「事実関係に誤りがある」、台湾の人たちへのインタビューを恣意的に編集している」などの批判の声も寄せられました。そこで、この番組のテーマといくつかの事実関係について説明させていただきます。

1.番組のテーマと取材・制作姿勢について

 「プロジェクトJAPAN」という企画は、横浜開港150年となる今年から3年にわたって、日本の近現代史を見つめ直そうとするものです。初年度は、NHKスペシャルで「JAPANデビュー」というシリーズを組み、1859年の横浜開港から1945年までの日本の歩みを描く番組を放送しています。
 「シリーズ・JAPANデビュー」のテーマは、150年前世界にデビューし、西洋列強を目標に近代国家をめざした日本が、いったんは五大国の一つになりながら、なぜ国際社会の中で孤立し、焼け野原に立つことになったのかをたどり、未来へのヒントとすることです。このシリーズでは、日本が西洋列強に伍していこうとする時に命運を握った4つのテーマ、「アジア」、「天皇と憲法」、「貿易」、「軍事」に焦点をあてています。
 第1回「アジアの“一等国”」は、日本が最初の植民地とした台湾に近代日本とアジアの原点をさぐり、これから日本がアジアの人々とどう向き合っていけばよいのかを考えようとしたものです。
 「アジア」に関して、当初複数の国や地域に関する幅広いリサーチを行いましたが、その中で台湾の国史館台湾文献館に「台湾総督府文書」が保存されていることがわかりました。日本内地の行政文書は、太平洋戦争の終結直前に多くが焼却されています。日本統治50年を記録したこの2万6千冊の「文書」は、第一級の一次史料です。私たちは、この「文書」を丹念に読み解くことで、日本が初めての植民地をどう統治したのか、またどのような近代国家をアジアとの関係の中で作ろうとしたのかが見えてくるのではないかと取材を進めました。一方、イギリスやフランスにも貴重な外交史料が残されていることが判明しました。台湾は当時、西洋列強にとって軍事上、地政学的に重要な場所でした。また、樟脳、砂糖、茶が「台湾の三宝」といわれ、貿易の面でも注目されていました。イギリスやフランスは台湾に領事館をおいていましたが、そこから本国の送られた膨大な報告書からも当時の日本の姿が浮き彫りになってくることがわかりました。
 「プロジェクトJAPAN」は、世界史的な視点を大事にしたいと考えていましたので「台湾総督府文書」に加え、こうした海外の一次史料の裏付けがあることで、台湾を舞台にした番組が制作できると判断しました。その後国内、海外で数多くの研究者に取材を行っています。番組はこうした一次史料や研究者への取材にもとづいて制作しています。特定のイデオロギーや歴史観にもとづくものではありません。

 台湾が親日的であるという事実は多くの日本人が認識していることであり、この番組でも伝えています。また、日本が、植民地時代に、台湾において鉄道や港湾などの社会的基礎を整えたことを伝えています。後藤新平が「台湾の宝」である樟脳産業を立て直したこと、そして後藤の改革によって樟脳がイギリスに安定的に供給されるようになり、歓迎されていることも当時のイギリス側の史料で伝えています。さらに、台湾総督府が欧米向けに出版した「台湾十年間の進歩」を紹介し、「台湾歳入」、「内地貿易」の金額が急増したことを伝えています。
 番組では、こうしたことをふまえた上で、台湾を内地と同様に扱う「同化政策」や、台湾人を日本人に変えようという「皇民化政策」といった植民地統治の実態を、一次史料や映像、証言などによって描いたものです。

2.番組の事実関係、用語について

 一部の方から、番組の中で伝えた事実関係や用語について、「聞いたことがない」、「間違いである」、「表現が不適切」といった指摘があります。以下、「人間動物園」、「日台戦争」、「漢民族」、「中国語」について、それぞれの事実関係や用語に間違いは無いことを説明します。

@「人間動物園」について
 番組では、1910年にロンドンで開かれた日英博覧会を取り上げていますが、その中で「人間動物園」に関して以下のようにコメントしています。
「日本は、会場内にパイワンの人々の家を造り、その暮らしぶりを見せ物としたのです」。「当時イギリスやフランスは、博覧会などで、植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する『人間博物館』と呼ばれました。日本は、それを真似たのです」。
 以下、人間動物園についての説明です。
 イギリスやフランスは、博覧会などで被統治者の日常の起居動作を見せ物にすることを「人間動物園」と呼んでいました。人間を檻の中に入れたり、裸にしたり、鎖でつないだりするということではありません。フランスの研究者ブランシャール氏が指摘するように「野蛮で劣った人間を文明化していることを宣伝する場」が人間動物園です。番組は、日本が、イギリスやフランスのこうした考え方や展示の方法を真似たということを伝えたものです。
 日本国内では、日英博覧会の7年前、1903年、大阪で開催された第5回内国勧業博覧会において、「台湾生蕃」や「北海道アイヌ」を一定区画に生活させ、その日常を見せ物としました。この博覧会の趣意書に「欧米の文明国で実施していた設備を日本で初めて設ける」とあります。こうした展示方法は大正期の「拓殖博覧会」や1910年の日英博覧会に引き継がれます。
 日英博覧会についての日本政府の公式報告書「日英博覧会事務局事務報告」によれば、会場内でパイワンの人々が暮らした場所は「台湾土人村」と名付けられています。「台湾日々新報」には次のように記されています。「台湾村の配置は、『台湾生蕃監督事務所』を中心に、12の蕃屋が周りを囲んでいる。家屋ごとに正装したパイワン人が二人いて、午前11時から午後10時20分まで、ずっと座っている。観客は6ペンスを払って、村を観覧することができる」。また、「東京朝日新聞」の「日英博たより」(派遣記者・長谷川如是閑)には「台湾村については、観客が動物園へ行ったように小屋を覗いている様子を見ると、これは人道問題である」とあります。
 日英博覧会の公式報告書(Commission of the Japan-British Exhibition)には「台湾が日本の影響下で、人民生活のレベルは原始段階から進んで、一歩一歩近代に近づいてきた」と記されています。イギリス側も、日英博覧会の公式ガイドブックで「我々(イギリス)は、東洋の帝国が“植民地強国”(Colonizing Power)としての尊敬を受ける資格が十分にあることを認める」と記しています。こうしたことから日英博覧会での「台湾土人村」は、当時イギリスやフランスで言われていた「人間動物園」として位置づけられていたと考えます。

A「日台戦争」について
 1895年に日本が台湾を領有し、平定するまでの過程でおこった戦いについて、番組では「日台戦争」という用語を使い、以下のようにコメントしています。
「武力で制圧しようとする日本軍に対し、台湾人の抵抗は激しさを増していきます。戦いは全土に広がり、のちに「日台戦争」と呼ばれる規模へと拡大していきます」。
 以下、日台戦争についての説明です。
 台湾全島「平定」までの戦闘は苛烈で、日本軍だけでも死者は5000人にのぼり、日清戦争の死者の過半数に及んでいます。「日台戦争」という用語が使用されている研究書として、たとえば以下のものがあります。
●『日清戦争と東アジア世界の変容』(ゆまに書房、東アジア近代史学会編、1997年)
●『日清戦争 秘蔵写真があかす真実』(講談社、檜山幸夫著、1997年)
●『東アジア国際政治史』(名古屋大学出版会、駒込武著、川島真・服部龍二編、2007年)
 なお、「戦争」という用語については、以下の歴史的事実が根拠となっています。
 ア、「戦時」認定
 日清戦争開戦の前年、1893年5月に「戦時大本営条例」が勅令で定められました。その後、日清戦争は1895年4月に下関条約が調印されますが、大本営はその翌年の1896年4月まで延長継続しています。これは、台湾における戦いが、「戦時」として認定されていたことを意味します。
 イ、「外征従軍者」
 1985年6月、初代台湾総督の樺山資紀は、首相伊藤博文宛の電報の中で、「本島の形勢は恰も一敵国のごとく、(中略)、実際の状況は外征」との認識を示し、台湾に派遣された文武諸官員の扱いを「外征従軍者」とするよう申し入れます。これに対し、伊藤首相は「事実上之を外征と見なし、その従軍者を外征従軍者として取り扱う」と回答し、閣議で了承されました。
 上記の「戦時認定」と「外征従軍者」に関する歴史的事実により、台湾における戦闘は法制度上において「外征」すなわち対外戦争として扱われています。

B「漢民族」について
 番組では、以下のように、「漢民族」という表現を使っています。
「1937年、日中戦争が勃発、台湾統治が新たな局面を迎えることになります。当時台湾には、およそ500万人の漢民族がいました。日本は自らの領土内に敵と同じ民族を抱え込むことになります。」
 日本台湾学会理事である東京大学の若林正丈教授編著「もっと知りたい台湾」によれば、「台湾の民族は大きく漢民族系のグループと先住民族系のグループに分けることができる。(中略)また、漢民族の下位分類である閩南系漢民族、客家系漢民族、それに外省人」とあります。こうした研究者の見解なども参考にして、番組では「漢民族」という表現を使っています。

C「中国語」について
 番組では、1930年代から日本が台湾で行った皇民化政策を伝える部分で、以下のようにコメントしています。
「皇民化とは天皇中心の国家主義の下、台湾人を強制的に日本人へと変える政策でした。学校や新聞などで中国語を禁止し、日本語の使用を強要します。」
 日本台湾学会理事である東京大学の若林正丈教授編著「もっと知りたい台湾」の「民族と言語」によれば、閩南語(台湾語)も客家語も言語学上は中国語の「一方言」として位置づけられており、番組でもそのような意味で使用しています。
 台湾総督府の調査によれば、1930年代に自らを福建系(閩南語)と認識している人は凡そ70%、広東系(客家語)と認識している人は十数パーセントいます。客家の人々は、自らの客家語という言葉を、台湾語と区別して使用しています。ですから、当時の住民が「台湾語を話す」と表現すると、そこには客家語を話す人々が含まれないことになります。こうしたことから番組では「中国語」という用語を使用しています。

3.台湾の方々へのインタビューについて

 台湾の方々へのインタビューについて、不適切な編集はありません。また取材や制作過程においても問題ありません。
 番組では、日本の台湾統治時代を知る多数の証言者にインタビューしました。中でも台北第一中学校卒業生の柯徳三さん(87歳)と、蒋松輝さん(96歳)は当時の事情をよく知る人物です。
 柯徳三さんについては、一族の方々の人生が日本の台湾統治を象徴しています。柯徳三さんの祖父は、日本統治に協力した一人で、台湾人児童が通う公学校の日本語教師をつとめます。また、地区のまとめ役である「保正」として住民を監視し、台湾総督府に報告する役割を担います。柯徳三さんの父は、日本人の通う小学校に入学したものの、途中で退学させられます。この父の処分に関して後藤新平が命じた通達が「台湾総督府文書」の中に残されていました。柯徳三さん自身は、「同化政策」によって日本人と同じ小学校、中学校に通うことが可能になり、台北帝国大学医学部に進学、その後日本海軍に入隊しました。
 蒋松輝さんについては、父の蒋渭水が、台湾の民族運動を率いた一人でした。日本統治下で行われた「台湾議会設置請願運動」は重要な運動で、蒋松輝さんはその貴重な証言者でした。蒋松輝さんはまた「台北第一中学校」卒業生の長老的存在です。

 こうした台湾の方々へのインタビューについては、「日本の台湾統治の良い部分を語ったのに取り上げられなかった」という批判、また、柯徳三さんが、放送後、NHKの担当ディレクターに「あんた中共(中国共産党)の手先だろう」と伝え、NHKに抗議しているということが、一部で伝えられました。
 今回の番組で、台湾の方々のインタビューを恣意的に編集したことはなく、またNHKが柯徳三さんや蒋松輝さんから抗議を受けているということはありません。

 取材時、柯徳三さんにはあわせて5時間程度インタビューしています。番組で使用した部分は、柯さんの発言の趣旨を十分に反映していると考えています。恣意的な編集はありません。
 柯さんは、5時間のインタビューの中で、当時の日本の統治に対する率直な思いを語ってらっしゃいます。柯さんは「インフラ」について、日本が来なかったらこんな発展はない、と評価される一方で、砂糖や米、樟脳など日本は投下した資本以上に台湾から富を持ってかえっているととらえ、それを「一種の搾取」と表現されています。後藤新平の駅や病院の建設、また農業の発展に寄与したといわれる八田與一の嘉南大圳についても、すごいけれども日本という国はこんなにすごいということを台湾人に示すためにやったのではないかという疑問も提示されています。
 「教育」については、24歳まで育ててもらった恩というのがある、という表現で感謝の念を表明されています。柯さんが「恩というのがある」とおっしゃっている教育については、番組の中で次のようにコメントで伝えています。
「台湾の同化政策で、まず重視されたのが、教育でした。それまで台湾人は、日本人と別々の学校に通っていました。同化政策によって、同じ小学校に通えるようになります。さらに、日本人しか通うことのできなかった中学校への進学も許可されました。かつて、父親が日本人小学校を退学させられた、柯徳三さんさんです。柯さんは、同化政策によって、日本人と同じ小学校を卒業し、中学校に進学しました。」

 さらに、台北第一中学校の同窓会でのインタビューも、それぞれの方の発言の趣旨を十分反映していると考えています。
 台北第一中学校の同窓会の長老的存在である蒋松輝さんからは放送の翌日4月6日、メールをいただいています。「4月5日夜のスペシャル番組を拝見しました。なかなかの出来ばえで、感謝感激に堪えません。厚くお礼を申し上げます。ついでながら、ますます語元気で活躍されますよう祈っております。台北一中、台北三中、基隆中学台湾人同窓有志一同」。
(なお、上記に柯徳三さんのインタビューで放送未使用の部分、また蒋松輝さんからいただいたメールを紹介しています。このことについては、お二人のご了解を得ています。)

 以上、今回の番組について、内容に偏向はないこと、事実関係や用語に間違いはないこと、またインタビューは適切に編集していることを説明いたしました。
 今回の番組に寄せられたご意見の中に、「濃くした歴史を知ってこそ、台湾の人々とよりよい関係を築いていける」、また「証言を聞いて、台湾の人たちが、より深い意味で親日家であることがよく分かった」というものもありました。私たちも、この番組によって、日本と台湾の間の絆がさらに深まってほしいと願っています。「こういう番組こそ若い人に見てほしい。NHKには、今の時代に必要なメッセージを発信してほしい」というご意見もありました。歴史の検証は容易な作業ではありませんが、「未来へのプレーバック」というプロジェクトのコンセプトを大事にしながら、今後も「プロジェクトJAPAN」の番組を制作していきたいと考えています。



 ああ〜。長いわ。それにしても、番組を見てない私でも、この弁明は意味がないな。見てた人なら、もっと違和感を感じただろう。さて、長いけど、検証しましょうか。

 ざっと見た感じ、愚にもつかん言い訳のオンパレードってとこかな。ちょっと知識のある人ならこのような欺瞞は粉々にしちゃうんじゃない?こころある学者の奮起を期待したい。では順に見ていきましょう。

>1.番組のテーマと取材・制作姿勢について

 ここについては、具体性も何もない。ただの言い訳に終始しているだけだから、論評に値するまい。

僕は悪くない。ちゃんといろんな見方、示したもん!

ってなもんか。要は取り上げ方さね。何の予備知識もなく、番組を見て、日本について是々非々で判断できる奴がいれば、この言い分も通用するんだがね。まあ、そんなことは当のNHK自体が考えているまいよ。様々な意見の中に「台湾近代化に日本が尽力した事」に言及してるのがあればいいねえ。


>2.番組の事実関係、用語について

 ここがいいね。具体的に書かれていれば、反証もしやすい。順に見ましょうか。

>@「人間動物園」について

 これが極めて、鮮烈ですな。あたかも日本人が台湾人を檻にでも入れて見せ物にしていたかのようなインパクトを与える。しかして実態は?

>「日本は、会場内にパイワンの人々の家を造り、その暮らしぶりを見せ物としたのです」。「当時イギリスやフランスは、博覧会などで、植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する『人間博物館』と呼ばれました。日本は、それを真似たのです」。

 ん〜。これだけでは何とも言えんな。言葉の表現次第でどのようにも印象づけられる。たとえば、今日本には「ハウステンボス」「志摩スペイン村」など、異国情緒を売り物にしたテーマパークが少なくない。小さいのも入れれば、かなりの数になるだろう。これらを指して、「人間動物園」という人はいるか?日本国内でも、各地の風俗・習慣を展示したり、踊りなどをして見せたりするイベントは別に珍しくない。これも「人間動物園」なのだろうか?

そういうテレビ番組があることは知ってるけどね

普通の人はそうは考えない。そんなこと考える奴は頭がおかしいといわれても仕方あるまい。それとも・・・・・先進国ならば動物園じゃないけど、発展途上国は動物園か?この思考そのものが「レイシズム」に基づくものだろう。
 で、彼ら(NHK)のいう「動物」なんだが、日英博覧会の折には、日当+売り上げをもらっていたそうな。なかなかすばらしい動物園ですな。も一ついえば、博覧会の1年後、台湾にイギリス人がやってきて友好を深めたそうな。滞在費は台湾人持ちで。

動物の世話になり、動物と友好を深めるイギリス人。

なかなかシュールですなあ。ちなみに、日本女性による日本の紹介もあったそうな。お茶なんか出したりして、ずいぶんと人気だったらしいぞ。さて、日本が行う日本人を展示する「人間動物園」。こりゃ何だろうな?ちゃんと説明しろよ。


>A「日台戦争」について
「武力で制圧しようとする日本軍に対し、台湾人の抵抗は激しさを増していきます。戦いは全土に広がり、のちに「日台戦争」と呼ばれる規模へと拡大していきます」。


 こんな言葉初めて知ったわ。一体いつからかと思ってみれば、NHKの資料としても1997年から。なんだこりゃ、つい最近じゃないの。のちに「日台戦争」と呼ばれるって、今作りました〜っていってんのと同じだな。おまけにこれが歴史学の主流というわけでもないだろう。ま、日本の歴史学者ってのも妙なのが多いから、こういう事を言い出してもおかしくはないがね。

朝日新聞発「従軍慰安婦」につづくNHK発「日台戦争」

てな事を考えてるのかな。しかし、前とは違うよ。みんなこういうヤカラのやり方をずいぶんと見せてもらったからな。
 で、この後、戦時と外征従軍者について書かれているんだが、なぜか「戦争」そのものの定義には触れられてない。普通に考えると、戦争は国家間においてなされるものだろう(例外はある)。国際法上も、軍事上も日台間の戦闘状態を「戦争」とは分類しないだろう。せいぜいが「紛争」レベルだ。最も、彼らのいう「日台戦争」は日清戦争後に行われており、どちらかというと日清戦争後の「武装解除」を巡る争いと見る。本家の清が降伏したのだから、台湾が戦闘を行う正当性はあるまい。こう考えると「紛争」ですらない。ま、日本の学者は軍事に関しては無知(無恥?)だから、しかたないのかもしれん。誰も「日台戦争」という呼称を使っていないことに気がついた誰かが、

「やったね、これで俺が第一号だ」

とでも考えたんだろう。過去において多くの歴史学者の誰もその呼称を用いないことが、そうではないという証拠だと思うんだがな。ま、自分が一番頭がいいと思っている先生なら、こういうトンデモ説を言い出してもしかたないけど。
 大体、「日台戦争」というからには、日清戦争後に日本という主体と台湾という主体があったことを意味するんだが、それでもいいのか?

ちゃんと「支那様」のお許しをいただいたのか?NHK。

>B「漢民族」について
 ま、こりゃどうでもいいわ。細かくいってみてもしかたない。DNA的に支那人と共通する部分があるのは当然だろうしな。

>C「中国語」について
「皇民化とは天皇中心の国家主義の下、台湾人を強制的に日本人へと変える政策でした。学校や新聞などで中国語を禁止し、日本語の使用を強要します。」


 日本に割譲されて日本領になった以上、当たり前だと思うな。ただ、学校や新聞などで中国語を禁止?ほんとか?っと、よくよく調べてみれば、中国語と台湾語は違うわな。言うなれば、「漢語」を喋ってたのは間違いないが、断じて「中国語」ではない。言語学的にこんないい加減な分類が許されるはずもない。こう言うのが印象操作なんだよな。
 さて、禁止についてだが、私は今のところ、これについての正確な情報をもたない。ただ、一つ言えるのは、同様の「禁止令」が出されていたといわれる朝鮮において、朝鮮語が禁止されていないことがある。もちろん、「禁止されてて誰もしゃべれなかった」なんて事いう奴もいるが、当時の映画のポスターであっさりぼろが出てたな。そのポスターには「ハングル」が書かれてた。台湾時代の映画のポスターは無いのかな。たぶん、漢語(台湾語)の表記があるような気がする。
 大体、禁止ったって、若い人や子供はともかく、年寄りがいきなり外国語を話せといわれてもねえ。出来るわけもあるまい。当然、それに応じた対策を取られていたと考えるのが普通。少なくとも、朝鮮ではそれが行われている。台湾では行われなかったのかねえ。
 また、この「中国語」という表現について、釈明してるんだが、このNHKのいう「中国語」というのは、漢語の一部分に過ぎず、台湾語、上海語、北京語などが、その中に含まれるのだろう。いうなれば、中国語自体が「漢語」の方言とも言えるのかな。台湾人はあくまでも「台湾語」を喋っていたのであって、断じて「中国語」ではない。

 しかしまあ、NHKの意図するところがよく分からんな。「日台戦争」と言うことで台湾に主体があるかのように操作するかと思えば、あたかも支那の一部分であるかのように「中国語」と書く。NHKにとって都合のいいところだけをつなぎ合わせるもんだから、つじつまが合わないんだろう。全体をちゃんと見て、番組作れよ。

 ああ、ついでだ。このBとCに関して、参考文献が「もっと知りたい台湾」っていうのは、どうなんだろう。どうも、ちょっと詳しい旅行ガイドブック程度のものにしか見えないんだけど。この先生の書いた他の本もあるんだろうから、そこからの引用をすりゃよかっただろうに。

福島地検参考文献「ステップ産婦人科」とNHK参考文献「もっと知りたい台湾」

まあ、こういうのを参考文献としてあげること自体、当事者の分析能力が疑われても仕方あるまい。まあ、実際能力は低いんだろう。

>3.台湾の方々へのインタビューについて

 さて、ここだ。ここで多くの人が反論を行っているようだ。なんと言っても、当人がいるわけで、文献資料の解釈では逃げられないからな。
 この中で、柯徳三さんや蒋松輝さんというお二方のプロフィールが書かれているわけだが、NHKは何言ってるのか分かってるのか?

「人間動物園」の動物が、帝大医学部に進み、海軍に入隊し、民族運動をしても逮捕されることもなく、参政権を得る。

こんな事を真剣に考えているんだろうか?都合良く切り貼りするから、整合性が無くなるんだよ。ちなみにこの台北帝国大学は、阪大・名古屋大よりも先に作られている。帝大は建設順に書くと、

東大・京大・東北大・九大・北大・京城大(現ソウル大)台北大(現台湾大)・阪大・名古屋大

となる。いやあ、ほんとに苛烈な植民地支配ですなあ。他国の植民地には見られない特徴でしょう。いやあ、ひどいひどい。涙無くしては語れませんな。
 で、その後にいろいろ書いているわけだけど、その結びに

>以上、今回の番組について、内容に偏向はないこと、事実関係や用語に間違いはないこと、またインタビューは適切に編集していることを説明いたしました。

とある。私には、このつらつら書いた駄文で説明したと言いきるNHKの思考回路がよく分からん。

偏向してないというなら、インタビューの動画を全編無編集でネットに公開すればいいのに。

そうすりゃ、その動画を見て視聴者は判断できるだろう。ほんとはテレビで流すのがいいが、ま、時間の問題もあるしね。ネットでいいさ。

 で最後には、励ましのお便り紹介ときた。抗議の内容の紹介はちょっとさわりだけなのにな。数の上でも比較にならないくらい、多かったろうに。
 いずれにせよ、この番組の検証はこれからどんどん苛烈になるだろう。

NHK、逃げんなよ。

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コメント(4件)

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 何をどう言い繕おうと、世界中の金権亡者が自ら(達)の利益の為に、侵略・殺人をした事実が消えるわけではない。
山路 独
2009/06/20 01:02
事実を消そうとしてるんじゃない。歴史をクリエイトした(しようとしてる)NHKに対しての抗議でしょ。
従軍慰安婦はこの手でやられた。
もう、だまされない。
XL
2009/06/20 08:49
番組の批判は番組をご覧になってからの方が宜しいかと・・・・。
初心
2009/06/22 14:47
初心様 コメントありがとうございます。
この番組は、後日、某所で見させていただきました。まあ、予想通りでしたけど。
このエントリーを書いたときは、もちろん見てませんでしたが、そのNHKの言い訳が、見てない私でさえおかしいと感じられたのです。そして、その直感は正しかった。あの番組を見ていた人は、さぞや憤っただろう事がよく分かります。だからこそ、今後もNHKの対応等は書いていくつもりです。
XL
2009/06/22 18:27

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