奈良障害者訴訟 町議のお言葉

 奈良障害者訴訟のその後。
 町議会に動きがある様子。それがこれ。

下市町議会議員矢野和男氏のHPここにこうある。

2009年7月7日(火)
中学校就学問題で町議会委員会開催
 中学校の就学問題で町行政から報告と委員会質疑がありました。町は「地裁決定に従い3日から当該生徒を登校させている」「決定に不服なので抗告した」と報告。これに対し矢野議員は「生徒にとってかけがえのない時期を行政の都合で奪うことは許されない。決定への抗告は即時取り下げ、訴訟についても町に勝訴の見込みはないので原告の主張を受け入れるよう」求めました。他の議員からもこの間の町行政の対応の検証を求める意見や、町行政に翻意を促す意見が相次いで出され、教育委員長は「今日の意見を踏まえ教育委員会議を開き検討したい」と答弁しました。


 この運動のしっぽが出てきた様だな。なるほど、そういう動きがありますか。さて、この内容を見て思うことがある。順に見ていきます。

 町の現状報告があり、その後、矢野氏はこう言ったそうだ。

>矢野議員は「生徒にとってかけがえのない時期を行政の都合で奪うことは許されない。決定への抗告は即時取り下げ、訴訟についても町に勝訴の見込みはないので原告の主張を受け入れるよう」求めました。

 このHP、誰がつくってんだ?なんか書き方が変。まあ、そんなことはどうでもいいわ。この言葉を検証してみよう。

生徒にとってかけがえのない時期を行政の都合で奪うことは許されない。

確かにこれはその通り。お題目としては立派なもんだ。しかし、ここから先がいただけない。

決定への抗告は即時取り下げ、訴訟についても町に勝訴の見込みはないので原告の主張を受け入れるよう」求めました。

 何で、取り下げなきゃいけないんだ?町に勝訴の見込みがないなら、訴訟継続しても何の問題もない。「この生徒のかけがいのない時期」は訴訟継続しても奪われない。支援校への入学が仮決定されてたらこの言葉も生きるんだがな。町が敗訴するのの確実なら、訴訟継続に何ら問題ない。むしろ、その方が「共産党町議」としては都合がいいのと違うか?
 私は町は取り下げる必要はないと思う。仮に、この町議の言う様に「勝訴の見込みがない」としても、するべきだと思う。何故か?それは町の責任の範囲を明確にする必要があるから。高裁でも最高裁でもいいけど、町の責任の範囲を明確にすることで、対応すべき点が決定される。言い換えれば、「そこまでしたらいいよ」という範囲を国が決めることになる。今のままでは、町の責任は「無限大」だ。これでは怖くてやってられない。それを裁判所(国)によって、責任の範囲を決めてもらおうというわけだ。
 判決により「町はAをして受け入れよ」と言うものが出ればしめたもの。それが出来るかどうかを考え、出来るものならする。出来ないものなら、国に支援を要請する事も出来よう(何てったって国の判断だ)。その上で何らかの不都合(事故)が起きた場合、町の責任は確実に減殺される。両親・本人もその判決を受け入れている以上、そのリスクもまた受け入れているものと見なされるだろう。仮に5:5(町:保護者)となったとして、その5すらも町がそのまま受け入れる必要もない。危険を十分に考え支援校を推していた町に、司法判断を「国」が押しつけたわけだから、その意味で町の責任はますます軽くなると思われる。町にとっては、何の問題もないな。むしろ、うまくいけば、国の予算で耐震化+バリアフリー(もしくは建て替え)をやってのけるいい機会もしれん。これが訴訟継続によるメリット。
 さて、訴訟を取り下げた場合、どのようなメリットが町にあるだろうか?私が考えるに「何もない」。危険が認識されているにもかかわらず、無限大責任を負うというデメリットしかない。民間企業なら企業イメージもあり、取り下げる可能性もあるし、対策も取るだろう。また、自治体であっても周辺住民の町への不満・要望がある場合は取り下げるかもしれん。しかし、今のところ、そのような動き無し(少なくとも報道される様な動きはない)。

 以上の様に、訴訟継続によるメリットはあっても、取り下げによるメリットが無い。これでは、町が取り下げるはずもないと思う。ま、例のFAX攻撃による威圧があるなら、話は別かもな


>他の議員からもこの間の町行政の対応の検証を求める意見や、町行政に翻意を促す意見が相次いで出され、教育委員長は「今日の意見を踏まえ教育委員会議を開き検討したい」と答弁しました。

 誰が言ったのははっきり言わないと。このうち、

この間の町行政の対応の検証を求める意見

ま、これは当然。そういう判断で仮決定が出たんだからな。この意見自体は正しい。

町行政に翻意を促す意見

これを言うからには、教育委員会の言う危険が現実のものとなったとき、その責任の一端をその議員が負う覚悟があるんだろうな。誰がこのようなことを言ったのか、実名で書くべきだと思うけどね。次の町議会議員選挙の判断要素にもなる。
 で、これらの意見を聞いた教育長はこう言った。

今日の意見を踏まえ教育委員会議を開き検討したい

そつのない答弁です。この場で意見する必要もないしな。検討結果がどうなるかは、教育委員会次第。まあ、素人目にもあの学校は危険が大きいと思うし、教師が重労働に耐えればよいとも思わない。教育委員会は検討結果として

旧校舎の建て替え・全校舎のバリアフリー化の予算申請すればいい

エレベータを付ければ、おぶっていくこともない。各校舎間の段差はスロープに。運動場までの通路も舗装化。車いすを押すだけで大丈夫。いいことづくめだ。

どこから、その金を持ってくるかは知らん

教育委員会は予算編成に立ち入れないからな。町議会で決めればよい。お金がないは許されない。このような町議の馬鹿さ加減・無責任がその時明らかになるだろう。

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